2014年11月05日

ソフト開発で、仕様書を書ききれないよね、と言っている場合どうしたらいい?

仕様は書ききれない、だから、何を書かないかが問題だよね。
てなことを言っているソフト開発者をみた。

仕様は書けば書くほどいい、バグが無くなる、とナイーブなことを思っていたのか、私は。

これは、長年の感覚から言っているのだろう。
しかし、辛いね。仕様書のないソフトを作るなんて。習ってきたソフト工学と違う。V字じゃないってこと。それならそれで新しいソフト工学だけど。

仕様書書いていなくて、そこでバグがでたら、品質保証は、仕様書書いていないからバグがでた。だから、全部仕様を書けという正論にでるだろう。そうであれば仕様書を書ききらないという選択肢はなくなる。

うーん、難しいが、
以下のことが検証が必要かも。

1. ほんとに仕様は書ききれないのか?
2. 仕様を書ききれないソフトを作っていいのか?
3. 仕様は書ききれるぐらいの量であるべきか?仕様を減らすべきなのか?

なんだか、バベルの塔を思い出す。人間は過信して、できもしない規模のソフトをつくろうとしているのかもしれない。

本件、重大な問題につき、継続して、検討することになるだろう。

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2014年11月04日

書評:<決定版>年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書

ソフト開発のコンサルタントが失敗するわけを考えていた。

失敗ってのは、ここでは、契約が継続せず、短期で終わることだ。

この本では、明確にそれが書いてあった。それは、コンサルタントの内容が、プロジェクト型だから。当たり前といえば、当たり前で、プロジェクトが終わったら、コンサルタントは不要。うちの組織は問題は、社内コンサルタントをやっているが、プロジェクトが終わったら、顧客との関係も終わり、担当も終了。ドメイン知識も深まらない。メンバも散り散りになってしまう、という問題だ。

コンサルタント組織側に、メリットがあまりないし、個人としてもキャリアが積み上がらない。

解決策として本書が提示しているのが、パートナー型コンサルタント。詳細は読んでほしい。なるほどと思える。

この本では、コンサルとはなにか、について、よく考えられた書籍という感じがする。経験にうらづけられたコンサルタントの成立のさせかたが非常によかった。経営者へのアプローチなど、参考になると思う。今までの我々のやり方はよくなかったなあと思う。

この本の真価はさらに後半だ。このコンサルタントは、なぜ、そのノウハウを公開するのか?
それは、同業者を増やしてでも、自分のレベルを上げること、自分の思うべき未来を実現することらしいのだ。
自分がただ儲けようとするのではない。そういうビジョンなのだ。

だから、少しタイトルが狭い。もっと大きいビジョンをもった著者なのだ。タイトルに偽りがない。しかし、タイトルに惹かれて読み始めても、もっと大きいビジョンをもらえる本書は非常にいい本だったと思う。さらっと読めるが、得るところの多い本だと思う。



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